八甲田山
1979年(昭和54年)10月11日

メ モ
映画“八甲田山”の映像がまだ脳裏にある昭和54の秋に八甲田山と十和田湖を訪れた。目的は八甲田山の登山と奥入瀬渓谷や十和田湖の紅葉でした。大阪から夜行特急の日本海で青森まで行き、青森からレンタカーであちらこちらを周った。1日目は酸ヶ湯温泉で泊まり、明くる日の早朝大岳を目指して歩き始めたのだが、この山行はわずか半日程度のものであり、殆ど忘却の彼方にある。写真を整理して歩いたコースは思い出したが、記憶があるのは大岳の山頂と毛無岱程度だ。したがってここにはあまり書くことがない。
この旅行では3日目に十和田湖にも行ったが、その外輪山をまわって御鼻部山あたりから見下ろした紅葉の樹海の素晴らしさは今でも覚えている。写真を撮っていないので果たしてそれがどこだったのかは今は知る由もない。出来ればもう一度行って確かめたいと思っているが実現するかどうか・・・。

行 程

酸ヶ湯温泉

      仙人岱←→小岳

大岳

毛無岱

酸ヶ湯温泉

距離     : 10.1km
最大標高差: 699m
累積標高  : 838m
 




天 候

晴れ
 
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 
 
山行記録

 
 夜行で青森に着いた日に、まず向かったのは青森歩兵第5連隊が遭難した馬立場。
この日は秋晴れの爽やかな日で、悲劇が起こったことが想像できないところだった。

 
 馬立場遭難記念碑
第5連隊の遭難を伝えに行った後藤伍長の銅像のようです。

 
 馬立場のあとはロープウェイに乗って田茂萢岳へ。
ロープウェイを下り、田茂萢岳を越えて湿原に向かった。

田茂萢岳湿原から八甲田山の核心部(左から赤倉岳、、井戸岳、大岳)を眺める。
映画のラストで、生き残った村山伍長が立っていたところあたり。
エンドクレジットの前に、弘前歩兵第31連隊を始め雪中行軍で生き残った全員が2年後の日露戦争で戦死した、
との字幕が流れた時は思わず涙が出ました。実際は全員ではなかったようですが・・・。

 
 酸ヶ湯温泉で泊った明くる日の早朝、八甲田山に登るため登山口に来ました。
ここから仙人岱、小岳(往復)、大岳、毛無岱を回って戻って来ます。

仙人岱への道からの南八甲田山(左に櫛ヶ峰、右に横岳)。

仙人岱からの大岳。

大岳に登る前に小岳を往復する。
登りついた小岳からの大岳。右は井戸岳。

大岳山頂で記念写真。

大岳山頂から井戸岳と赤倉岳を眺める。
後ろ遠くに陸奥湾。

大岳山頂からの高田大岳。

大岳山頂からの南八甲田山と左遠くに戸来岳。

大岳から青森市街と陸奥湾を見る。
手前は前日登った田茂萢岳。ロープウェイの駅舎も見える。

大岳から毛無岱に向かう途中の鞍部あたりから見た高田大岳。

上毛無岱から振り返り見た井戸岳と田茂萢岳。

上毛無岱から下毛無岱を眺める。

下毛無岱の池塘。
このあと下毛無岱から下って酸ヶ湯温泉に戻り、八甲田山周回山行は無事終わりました。

下山後、睡蓮沼に寄りました。
左に小岳、右に高田大岳が見えました。


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