入道ヶ岳 2006年(平成18年)11月25日 |
|
||
宮妻峡登山口から沢を渡って登山道に入る。 |
||
沢を2回渡るとすぐに急な登りとなる。奥美濃の山に似た急傾斜で、寝起きのような体にはかなりきつい。 息を切らさないように一歩一歩ゆっくりと登る。急登を続けてポイント3を通過。 |
||
|
||
やがて傾斜も緩くなりアセビの林を抜けると突然目の前に伊勢湾の眺めが広がる。 あちらの方は晴れているのだろうか、海面が金色に輝いている。 |
||
|
||
そのあと起伏の少ない道を行き、 |
||
|
||
樹林帯を抜けて笹原の道を登る。 |
||
登ってきた登山道を振り返る。後ろは雲母峰。 |
||
|
||
北ノ頭まであと少し。 |
||
![]() |
||
辿り着いた北ノ頭からの鎌ヶ岳、御在所岳方面(左端の凹部が水沢峠)。 稜線は雲の中。 |
||
入道ヶ岳に着いたのはちょうど8時だった。 冷たい風が吹き抜ける山頂からは東に伊勢平野と伊勢湾の広大な眺めが得られた。 風が吹いて寒いので頂上を早々に辞して北ノ頭に戻り、取り敢えず水沢峠を目指す。 |
||
北ノ頭からしばらく進むと椿大神社の奥宮があり、そこからも正面に入道ヶ岳がよく見えた。 奥宮にお詣りをしてから先に進む。 |
||
笹が生い茂った道を行くと間もなく急降下の尾根道となる。 しかも右手は絶壁になっており、まかり間違えば一巻の終わりとなるのでいやが上にも慎重になる。 鞍部に下り立ってほっと一息つくが、そのあとも頻繁に痩せ尾根や岩道の起伏が現れる。 |
||
|
||
やがて水平に断ち切られたような岩がある小ピークに着く。多分重ね岩と云うものだろう。 そばにはポイント4の標識があった。 |
||
さらに5分ほど行くと一見仏像のような形をした三角形の岩が谷側に張り出した岩の上に鎮座していた。 これがこの尾根の名前のもととなった仏石の磐座に違いないと一人で納得しながら先に進む。 |
||
イワクラ谷分岐を通過。 |
||
その後小さな上り下りを繰り返したり、奇岩を見たりして登り着いたところは宮指路岳への分岐点だった。 ここにはポイント1の標識があった。イワクラ尾根の道はここで右に折れて続いて行く。 |
||
途中に花崗岩が風化したガレ場があり、そこからは遠く入道ヶ岳から辿ってきた尾根が見渡せた。 入道ヶ岳の頂上部も雲に覆われ始めており、もはや天気の回復は期待できない状況だった。 |
||
|
||
水沢峠に下り立ったのは10時過ぎだった。峠に下る途中で見上げた水沢岳も既に雲の中にあり、 鎌尾根を辿っても2時間の間ただ霧の中の岩場の登降を繰り返すだけだと考えると、 先に進む気力が全く失せてしまった。 |
||
と言うことで、水沢峠で小休止したあとは宮妻峡目指して出発した。 途中には黄葉した木もあった。 |
||
水沢谷上部を振り返る。 |
||
水沢谷の上部は崩れやすい急傾斜の道だったがそれもすぐに終わり、 薄暗い杉の植林帯を抜けて行く。 |
||
|
||
峠から30分ほどで車道に下り立った。 |
||
|
||
まだまだ綺麗な紅葉を眺めながら車道を30分ほど歩いて駐車場に戻り着いたのは11時15分。 鎌尾根の縦走が未達に終わって不完全燃焼の気持ちを抱きながらも、 今年最後の山歩きはこれで終了したのだった。 |
コースタイム |
宮妻峡駐車場(6:35)−北ノ頭(7:55)−入道ヶ岳(8:00−8:05)−北ノ頭(8:10−8:30) −仏岩(9:20−9:25)−水沢峠(10:05−10:10)−水沢岳登山口(10:45)−宮妻峡登山口(11:15) |