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朝6時過ぎに雪に覆われた登山口の駐車場に着く。車は5台ほど止まっており、準備を始めている人もいた。
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朝食をとってから支度をして午前6時55分に出発です。10分ほどでゲートを通過。
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駐車場から25分ほどで車道は終わり、鉄製の橋を渡って登山道に入って行きます。
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登山道に入って程なく最初の徒渉点に来た。岩の上に雪が積もっているので滑らないように慎重に渡って行きます。
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すぐに2番目の徒渉点。右岸に渡ります。対岸の梯子は一部損傷していた。
少し気をつける必要がある。この後2度徒渉を繰り返す。
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駐車場から1時間ほどで明神滝。雪に覆われて一部凍りついています。
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滝を大きく高巻いて上部のベンチまでやってきました。
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ベンチの先も沢から離れて高度を上げて行きます。やがてキケンと書かれた、小さくなった沢を渡ったあとは、大きなつづら折りの道になります。
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つづら折りの登りが終わって冬道を一登りすると水場に着きました。今日は気温がそれほど低くないので水は充分流れています。
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水場から緩く登って明神平に近づいてきました。
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駐車場からちょうど2時間で明神平(正確には”あしび山荘”)に到着です。
時折日が差しますが、曇り空はなかなか晴れません。
ホット一息ついてから明神岳に向かいます。
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あしび山荘から一登りで明神平や前山との分岐に着いたあと、左手に行くトレースを辿って明神岳に向かう。しかしトレースは明神岳を巻くように続いているので途中で右の稜線に向って登って行き、稜線を辿って午前9時45分に山頂に着きました。予定より少し時間がかかりました。
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明神岳の手前でGPS を見ていたところ、携帯が急にシャットダウン。いくらボタンを押しても回復しない。困ったことになったと思いながら山頂に着いてから予備のバッテリーを繋いであれこれしてみると何とか回復しました。天気も回復しないし、少し弱気になって一時は引き返そうかとも思いました。
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ところが、桧塚の分岐まで来て写真を撮っているとまわりが急に明るくなり、頭上に青空が現れてきました。
ただ白いだけだった霧氷が、白銀のように輝き始めます。
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南の大台ヶ原や大峰山の方にも青い空が広がり始めました。
ただ、目線と同じ高さまではまだ雲が漂い、遠くの視界は閉ざされたままでしたが・・・。
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天候が回復してくると急に元気が出てきて、気がつけば桧塚への道をドンドン下って行く自分がいました。
写真は途中で下ってきた分岐を振り返ったもの。青い空が綺麗です。
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明神岳を下りきって判官平との鞍部まで来ると、
陰っていた陽が再び差し始めて、雲は多いものの青空が広がります。
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鞍部から少し登って、このあたりでは比較的狭い尾根を行く頃、
前方の樹林越しに判官平と思われる白い平らな稜線が見えました。
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この判官平手前の狭い尾根と、そこから少し下った広い鞍部にかけては
特に綺麗な霧氷を見ることができました。そういえばこのあたりは秋の紅葉も綺麗です。
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右手の南側はまだまだ雲が多く、天気の回復は遅れている。
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判官平手前の広い鞍部です。
紅葉が綺麗なところは霧氷も綺麗です。
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判官平を過ぎてP1394に向かいます。陽が陰ると景色には元気がなくなります。
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午前10時45分にP1394を通過。左に折れて行きます。右に行けばヒキウス平ですが、この時点でトレースはなしのようでした。
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P1394を過ぎてしばらく樹林の中を進み、大きく右に曲がって行くと桧塚奥峰への登りが始まります。
この登りが始まるところは小さな鞍部となっていて、枝ぶりを見ても分かるように非常に風が強いところです。
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鞍部付近から桧塚奥峰を見る。
このルートは殆ど樹林の中のためまわりの眺めはないが、
ここから桧塚までは天気さえよければ展望が開けるところです。
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霧氷を眺めながら桧塚奥峰に登って行きます。
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桧塚奥峰への短いが急な登りを終えて山頂近くの道標まで来ました。
奥峰の山頂は右にすぐのところです。左に行けば桧塚まで20分ほど。
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午前11時5分に桧塚奥峰に到着。3年3か月ぶりです。
山頂では多くの登山者が休んでいました。
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まずは山岳展望。
目の前にはこの後行く桧塚。今日のゴールです。
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その右には迷岳から続く稜線。
池木屋山から派生する台高支脈です。
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迷岳。未踏の山です。
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南には台高主稜線。
右の千石山から赤倉山、千里峰、奥ノ平峰、霧降山、池木屋山へと続く。
去年の5月に大又から日帰りで往復した稜線です。
手前はヒキウス平。
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一通りの展望を終えて腹ごしらえをし、コーヒーを飲んでから午前11時35分に桧塚に向かいます。
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珊瑚のような霧氷の木。
今日は殆ど風もなく穏やかな日ですが、桧塚奥峰から桧塚の間の稜線は非常に風の強いところです。
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奥峰から先はあまり人が来ないようですが、
このあたりの霧氷は高見山よりもスケールが大きく見どころなのに惜しいことです。
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最盛期には霧氷が団子になって樹氷のようになるのでしょうか。
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千秋峰からの眺め。このあたりの風が一番強い記憶があります。
水無山や国見山はまだ雲の中。
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霧氷の花を見ながら稜線を行きます。
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樹氷の門を潜って行きます。
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桧塚が近くになってきました。
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今日は空の雲もいろいろな表情を見せてくれます。
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一下りして鞍部に向かう。
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鞍部から桧塚に登って行きます。
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高見山に引けを取らない霧氷の大きさです。
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午前11時50分に桧塚に到着。
誰もいません。奥峰の賑やかさに比べれば静かなものです。
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10分ほど休んでから12時ちょうどに下山開始です。
写真は高見山方面ですが、今日はあまり天気は良くないようです。
こちらに来てよかったです。
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桧塚から下る途中で見た桧塚奥峰。
今日は比較的気温が高いため霧氷が溶け始めており、相対的に木々が黒く見えています。
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奥峰に登り返します。
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稜線上では珍しくのびのびとした枝ぶりの木です。
風上の木のおかげで風当たりが弱いのかも。
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水無山方面も幾分か雲が薄くなってきたようです。
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千秋峰付近から見た台高主稜線。
赤倉山から池木屋山まで続く稜線。その向こうに大台ヶ原の日出ヶ岳や三津河落山が見えます。
手前はヒキウス平。
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桧塚奥峰から下る途中で明神岳が見えました。
ようやくこの方面の雲も切れて来たようです。
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その右には水無山や国見山も姿を見せてきました。
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はっきりと姿を現してきた明神岳と水無山方面。
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左には大峰の山々も見えてきました。
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奥峰を下った鞍部付近の霧氷です。
高見山に勝るとも劣らないものですが、スケールについては明らかにこちらに軍配が上がると思います。
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鞍部付近から桧塚奥峰を振り返る。
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鞍部から樹林帯に入ってP1394に向かいます。
途中で左に回り込んで行くあたりが迷いやすいが、今日はトレースがあるので安心です。
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P1394の手前に奥峰が見えるところがあるので寄ってみました。
なかなかの絶景です。
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P1394を越えて坦々と歩いて判官平に到着。午前12時50分でした。
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判官平から道は左に折れて行きます。ここも迷いやすいところです。
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判官平から緩く下った鞍部付近からやや狭い尾根にかけては霧氷が綺麗なところです。
もちろん紅葉の時も見応えがあります。
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霧氷の花です。
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上と同じところを場所を変えて撮りました。
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左には赤倉山から池木屋山にかけての台高主稜線が見えます。
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写真では再現できない霧氷の美しさでした。
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やがて明神岳への登りが始まります。標高差は100mほどで大したことはないのですが、帰路の登り返しは気分的にしんどいです。
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焦らずにゆっくりと着実に登って行くしかありません。
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主稜線が近づきました。ヤレヤレといったところです。
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主稜線に出ると大峰山脈が現れました。
あちらは曇り空ですが、釈迦ヶ岳から山上ヶ岳にかけての雄姿ははっきりと認められます
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主稜線を辿って明神岳に向かいます。
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午後1時半に明神岳に到着です。ここは休憩には適しませんので先に進みます。
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このあたりの霧氷も見応えがあります。
少々ごちゃごちゃしていますが。
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大台ヶ原方面が見えてきました。
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大台ヶ原の左手前には笹ヶ峰から千石山、赤倉山などが、
また笹ヶ峰の上には池木屋山の山頂部がちょこっと見えます。
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大台ヶ原の雄姿。
正面に日出ヶ岳や三津河落山。
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少し行くと今度は大峰山脈が・・・。
左には白鬚山も見えます。
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いい天気なので三ツ塚分岐を過ぎて前山に向かいます。
途中で薊岳や木ノ実矢塚が見えました。
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雪たっぷりの前山に向かって登って行きます。
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午後1時55分に前山に到着。と言ってもピークよりはだいぶ下ですが、眺めがよいのでここまでです。
水無山方面がよく見えました。
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桧塚奥峰から明神岳にかけての眺めも良い。
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10分ほど休憩してから前山を下ります。
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明神平から前山を振り返る。
雪滑りの跡が沢山ある。今日はずいぶんと賑やかだったのでしょう。
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明神平の霧氷。
今日は贅沢な山歩きでした。
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あしび山荘に午後2時25分に戻る。
ここで最後の大休止で少し腹拵えです。
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山荘前の霧氷。だいぶ溶けて来たようです。
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山荘前の東屋。テーブルが雪に埋もれかかっています。
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東屋からの薊岳。
夕暮れが近い感じがします。
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下る途中で見た雲海に浮かぶ薊岳。
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あとは駐車場まで黙々と下って行くだけです。
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キケン箇所を通過。
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山荘から1時間弱でゲートまで来ました。
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午後3時45分に登山口に戻る。
好天気の下、素晴らしい霧氷と展望に恵まれた今年初めての山行でした。
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これまでの桧塚山行
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