高室山・鍋尻山 2025年(令和7年)4月4日 |
午前6時40分に駐車場を出発。階段を登って左に行きます。 |
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樹林の中の道を少し行くと道標があり、それに従って右に折れて登って行きます。 |
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朝一の登りは体に堪えますが、我慢して20数分登って行くと小さなピークに出る。 腰越城の本丸櫓跡です。 |
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櫓跡からは下りになり、2基の鉄塔を過ぎると鞍部に着きます。 |
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鞍部からは再び登りになるが、つづら折りの道なので登りやすいです。 少し高度を上げてきたので、木々の間から遠くの眺めが得られますが、天候の回復はまだのようです。 |
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つづら折りの登りが終わって緩やかな尾根道となります。 このあたりの雰囲気はなかなかいいです。 |
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その後、痩せ尾根を通り過ぎてから尾根筋と別れてその斜面に沿って登って行きます。 |
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起伏の少ない植林の中を進んで高室林道に出ました。右に行くと高室山方面です。 左に行くと高室林道から県道139号に出て保月に達します。帰りは保月からこの道を戻って来る予定。 |
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林道を歩いて高室山に向かいます。 |
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林道を5分ほど歩いて再び登山道に入って行きます。 |
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自然林に変わった中を登って行きますが、山頂方面は霧に包まれています。 |
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午前8時25分に霧に包まれた高室山山頂に着きました。天候が回復する気配はなしです。 このような状態で登山道もない未知の山域を歩くのは不安でもあるし面白くもない。 さてどうしようかと考えた挙句、思いついたのは逆ルートとすることだった。 まず林道経由で保月まで行き、鍋尻山に登ってあと天候の状態を見て稜線を歩いてここまで戻って来ることにしました。 |
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山頂は風もあって寒かったので即下山開始。林道出会の登山口まで戻ってきました。 |
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高室林道を進んで行きます。下り基調です。 |
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午前9時5分に分岐に着きました。左に行けば南後谷です。 帰りはこの道を行くことも考えていましたが、逆ルートとしたことによりこの選択肢はなくなったかも。 |
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さらに進んで行くと突然開けたところに出ました。河川の改修のようです。 この沢は芹川となって琵琶湖に流れて行くものですが、まだ源流域なのに随分大袈裟な感じがします。 なにか事情があるのでしょう。 |
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午前9時25分に県道139号に出ました。保月へは右に行きます。 |
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登り基調の道を行きます。 |
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何か開発中のようにも見えますが、何でしょうか。上に東屋のようなものも見えます。 |
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途中でショートカットして県道に出たところに大きな杉と祠がありました。どうやら地蔵杉のようです。 帰路で登る予定の地蔵山はちょうどこの背後にあるので何か関係がありそうです。 |
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地蔵杉から15分ほどで、午前10時10分に保月に着きました。 保月の集落はあとで行くことにして、まず鍋尻山に向かいます。 |
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一登りすると伐採跡に出ました。 |
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苔むした石灰岩が沢山。間を抜けて登って行きます。 |
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登る途中で振り返ると御池岳。低い雲が山頂部にかかっている。 天候は少しは回復したようだが、予想より遅いようです。これから先どうなるのかな。 |
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福寿草の季節の鍋尻山は平日でもそこそこの人が訪れている。 前後して何人かの方が登っており、福寿草の群生地に着くと皆さん写真撮影に勤しまれたので、 人混みを避けて一足先に山頂までやってきました。午前10時50分着。 |
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木々に囲まれた山頂からは僅かに霊仙山が望まれただけだったので、 写真を撮ってからUターンして群生地に向かいました。 |
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群生地に下る手前の眺めの良いところで、腹拵えを兼ねて今日初めてゆっくりと休憩します。 御池岳は相変わらず山頂部に雲が掛かっている。左に焼尾山や三国岳、烏帽子岳が続く。 |
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御池岳を拡大。まだ雪が少し残っています。 左奥に頭陀ヶ平、右に鈴ヶ岳や桜峠も見えています。 |
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御池岳の右に高室山。これからあそこまで戻ります。 |
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これから歩く稜線を拡大。手前に地蔵山、その向こうに少し雪を残したP777と高室山が一直線に並ぶ。 これから歩くルートは地蔵山を越えたあと、右手向こうの鉄塔のある小高い稜線を進んで、その奥のP735まで行き、 そこから左に稜線を辿ってP777に向かうものです。 |
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一休みしてエネルギーを補給してから福寿草群生地に下ってきました。 ちょうど雲間から日が差してきて福寿草も生き生きとしてきました。 |
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福寿草 |
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福寿草 |
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3年振りに見る鍋尻山の福寿草でした。 |
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福寿草鑑賞の目的を果たして登山口に戻ってきました。 |
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折角なので保月の集落を少し歩きました。これは小学校の跡地です。 |
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集落の真ん中にあるお寺。 民家の中には生活感のある家もあり、定住ではないかもしれないが住人と思われる方もいました。 完全な廃村ではないようです。 |
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空の雲はなかなか切れないが、これから天候が悪化することはなさそうなので予定どおり高室山に向かいます。 鍋尻山の登山口まで戻って、その近くの適当なところから支尾根に取り付きます。 |
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支尾根に乘って登って行くと赤いリボンがありました。期待していなかったので大いに助かります。 |
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尾根に合流してさらに登って行きます。薄い踏み跡もあります。 |
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山頂に近づきました。 |
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12時25分に地蔵山に到着。思いの外早く着きました。 東峰があるらしいので行ってみます。 |
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途中少し藪っぽいところがありますが、5分足らずで東峰に着きました。 |
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本峰に戻ってから先に進みます。 木々に遮られてスッキリとした眺めはないが、葉を落とした枝を透かしてまわりの山の様子は分かります。 右からザラノ、御池岳、焼尾山、三国山が見えています。 |
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最終目的の高室山も見えます。 この季節ならではで、葉が茂ってしまえば視界は全くなくなるでしょう。 |
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地蔵山から下って行きます。踏み跡は見られないが、GPSと赤いリボンでルートは明瞭です。 |
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広い尾根の自然林はやがて植林帯に変わります。 |
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次のピークとの鞍部に着きました。ここは直進して行きます。 左に下って行くルートもあるようです。ザラノ方面からのものかも知れない。 |
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植林帯が終わって再び自然林となります。 ここは明瞭な尾根筋は見えないが、前の斜面をやや左方向に登って行きます。赤いリボンもあります。 |
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登り切って尾根に乗りました。明るく開けたいい雰囲気のところです。 |
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振り返ると地蔵山(右)と鍋尻山(左奥)。 |
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しばらくは自然林の広い尾根です。苔むした石灰岩もあります。 紅葉の季節はきっと綺麗な林となるでしょう。 |
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やがて送電塔が建つ広場に出ました。 |
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振り返れば地蔵山と鍋尻山。 |
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左にはザラノ。標高は800mを越える、この付近では存在感ある山です。 |
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送電塔からP735に向かいます。 |
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標高差60mほどの緩い登りです。赤いリボンが途切れることなく続くので大いに助かります。 |
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薄暗い植林の中に入って少し行くとピークと思われるところがありました。ここで左に折れて行きます。 |
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少し下ったあとP777への登りとなります。 |
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ここも標高差50m程度の広尾根の緩い登りです。 |
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このあたりも紅葉の時期はいいのではと思われます。 |
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午後1時55分にP777に着きました。 |
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あと70mほど登れば高室山です。 |
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さすがに少し疲れが出てきましたが、もう少しなので頑張ります。 |
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午後2時15分に高室山に戻ってきました。保月を出発してから2時間少しなのでほぼ予定どおりでした。 しばらく休憩してから大展望を始めます。雲は多いが遠くまで見通しは良さそうです。 |
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まず北の眺め。霊仙山、鍋尻山、地蔵山、P777がほぼ一直線に並ぶ。 霊仙山の後ろに伊吹山や金糞岳などの奥美濃の山々。右にザラノとその奥にソノド。 |
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白倉ノ頭と金糞岳 |
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伊吹山。左手前は鍋尻山の山頂部。休憩したところかな。 |
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時計回りで、左にザラノとソノド、遠くに養老山地、右に烏帽子岳。 中央遠くに御嶽山が見えています。 |
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御嶽山を望遠で |
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左から烏帽子岳、双耳峰の三国岳、焼尾山、御池岳。 |
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遠くに竜ヶ岳や御在所岳、雨乞岳などが見えます。 |
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御在所岳 |
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雨乞岳と左手前にイブネ |
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琵琶湖方面は良く晴れている。 |
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最後に歩いてきた稜線。左端の黒い山がP735です。 |
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天候の回復が予想よりも遅れたため急遽逆ルートとしたが、 午後になって何とか晴れ間も見えるようになり、計画したルートを歩き通すことが出来ました。 しかし何といってもルート中赤いリボンが途切れることなく続いていたのがありがたかった。設置された方に感謝です。 高室山を午後2時50分に発ち、休むことなく下り続けて駐車場には午後3時50分着でした。 |
コースタイム |
往 佐目自然公園駐車場(6:40)-林道出会(7:55)-高室山(8:25-8:30)-林道出会(8:50)-南後谷分岐(9:05) -県道139号出会(9:25)-地蔵杉(9:55)-保月(10:10)-鍋尻山(10:50) 復 鍋尻山(11:15)-保月(11:50-12:00)-地蔵山(12:25-12:40)-送電塔(13:15)-P735(13:30-13:35) -P777(13:55-14:00)-高室山(14:15-14:50)-佐目自然公園駐車場(15:50) |